
リメイク版「東京ラブストーリー」が遂に配信開始された(2020年5月14日時点で第6話まで配信されている)。
1991年の「月9」枠で放送された東京ラブストーリー。当時は、「月曜の夜は街からOLが消える」とまで言われ、その最高視聴率は32%以上と言われている。
もともと、東京ラブストーリーの大ファンである僕からすると、マジ楽しみなのである。
早速、リメイク版を観てみたので、新旧ドラマの比較・感想を記載したい。
目次
- 1.新旧ドラマの比較
- 2.新旧ドラマを観た感想
新旧ドラマの比較
①配役について
まずは配役である。主要4人は以下の通り。
画像の左から
・永尾完治 役:(旧)織田裕二⇒(新)伊藤健太郎
・赤名リカ 役:(旧)鈴木保奈美⇒(新)石橋静河
・関口さとみ 役:(旧)有森也実⇒(新)石井杏奈
・三上健一 役:(旧)江口洋介⇒(新)清原翔
②主題歌
次に主題歌である。
東京ラブストーリーといえば、小田和正の「ラブストーリーは突然に」だが、リメイク版ではvaundyの「灯火」という曲が使われている。
この曲もまた今回のドラマに不思議なほどマッチしている。
③ストーリー
2020年5月14日時点でリメイク版は第6話まで配信されているが、今の所、大筋のストーリーは旧作を踏襲しているようである。
但し、例えば、旧作ではキーポイントになる携帯電話がない事によるすれ違い等は新作では描かれず、LINEでのやり取りが随所に見られるなど、細かい部分は現代版にリメイクされている。
また、「ねえ、セックスしよ」など印象的なセリフは新作でも所々で登場するが、残念ながら、完治は「ずっちーな」とは言わない(因みに屋台ごとおでんを持ってこないしジョンレノンの代わりにも歌わない)。わからない人は旧作を参照。
④登場人物の人物像(個人的見解含む)
完治は優柔不断な事に変わりはないが、新作では、よりナヨっとして草食男子感が強い(ただ、このヘタレな感じがまた良かったりする)。
リカは、掴み所がないがどこか憎めない自由奔放さやキュートさは健在だが、旧作ではどちらかというとぶりっ子で女の子な感じだったが、新作では男勝りで気が強いという印象。
さとみは、旧作よりイライラ度は少し下がった気がする(何かあると自分の事を好きな完治に連絡するという性格の悪さは健在)が、新作ではメンヘラ度が格段にパワーアップしている。
三上は旧作と印象が近く、イケメンチャラ男であることや、根はいい奴なのに思っている事と違うことをしてしまう風見鶏的な性格も良く似ている。
新旧ドラマを観た感想
ここからは個人的な感想を。
まず、リメイク版は、観る前は少し不安だったが、毎週水曜日0時の最新話配信が待ち遠しいくらい面白い。
旧作からのファンである僕には、旧作とは異なると感じる部分ももちろん多くある。
しかし、
相変わらず完治とさとみには随所にイライラさせられるのになぜかそれが癖になって続きが見たくなるし、
相変わらずリカの掴み所のない自由奔放さと健気さは魅力的だし、
相変わらず女癖の悪い三上の色気には男として少し羨ましいなと思うのである。
何より、近年のテレビドラマに王道のラブストーリーが無くなってきていることもあり、ある意味新鮮で、新作版ならではの面白さがある。
今後のストーリー展開がどうなるのか、果たして石井杏奈は恐怖のおでん女になれるのか(またまた、わからない人は旧作を参照)、わくわくしながら今後も楽しみたいと思う。
あと、何気にさとみの保育園の同僚である新作ときちゃんが良い感じである。
また、旧作を観たことがない世代は、旧作をぜひ観てみて欲しい。
王道のラブストーリーと、その時代ならではの状況が作り出す切なさをぜひ味わって頂きたい。
(毎回「ラブストーリーは突然に」のイントロが流れた瞬間にぐっと胸が締め付けられる。最終回なんか切なさで胸が爆発しそうになるのでご注意を)
僕も改めて旧作を見てみたが、とても楽しめた。
冷静に考えると、現実には関わり合いたくないような、とんでもねぇ奴のオールスターである。
それでもやはり今でも純粋に楽しめてしまうし、鈴木保奈美が演じるリカのかわいさは時代を超えて優勝である(千堂あきほも捨てがたい・・・)。
新旧東京ラブストーリーを観るには・・・
フジテレビの公式動画サイトである【FODプレミアム】、もしくはAmazonプライム会員になれば観ることができる【prime video】であれば、両作を観ることができる。